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創志、コールド勝ちで8強 秋の中国高校野球が開幕

 来春のセンバツにつながる秋の中国高校野球大会は27日、5県の代表16校(開催県の岡山4校、他県各3校)が出場し、倉敷市のマスカットスタジアムと市営球場で開幕。1回戦2試合があり、創志学園(岡山1位)と尾道(広島3位)が29日の準々決勝に進んだ。

 創志学園は3―1の七回に好投の右腕中野が自ら2点適時打を放つなど一挙5点を奪い、米子北(鳥取3位)に8―1でコールド勝ち。2年連続の8強入りを決めた。尾道は右腕田原が最少失点で完投し、浜田(島根1位)を3―1で下した。

 雷雨のため両球場の第2試合が中止された。第2日の28日は当初の予定を変更し、1回戦の残り6試合を行う。中国地区のセンバツの一般出場枠は2。今大会の戦績が選考資料となる。

 ▽1回戦

米子北
0100000|1
0200105x|8
創志学園
(七回コールド)

▽二塁打 田中(米)小西

 【評】創志学園は先制された直後の二回、四球と奥本の内野安打、犠打で1死二、三塁とし、井上の一、二塁間への適時内野安打、角戸の内野ゴロで逆転。5得点の七回は中野が2点適時打を放つなど下位打線が機能した。中野は投げても7回2安打1失点の好投。

 米子北は先発の山崎が粘投したが、継投に出た七回に連続押し出し四球をきっかけに大量失点した。


尾道
000200010|3
000000001|1
浜田

▽二塁打 富島、石田、山田▽暴投 田原

 【評】尾道は四回2死一、二塁から土井の右前打で先制すると、さらに連続四死球による押し出しで加点。八回は富島の適時二塁打でリードを広げたが、15残塁の拙攻は反省材料だ。先発右腕田原は145球で1失点完投し、9三振を奪った。

 浜田は投手陣が計7与四死球と不安定だった。九回に山田の適時二塁打で一矢報いたが、反撃が遅かった。

(2023年10月27日 20時11分 更新)

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