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インフル感染、前週比1・48倍 推計54万人、愛媛「警報」

 インフルエンザワクチンの接種=2020年12月
 インフルエンザワクチンの接種=2020年12月
 厚生労働省は27日、全国約5千の定点医療機関に16~22日に報告されたインフルエンザの感染者数は計8万1160人で、1医療機関当たり16・41人だったと発表した。前週比1・48倍で、沖縄を除く46都道府県で増加。全国の推計感染者数は約54万4千人だった。

 都道府県別で1機関当たりの感染者数が最多なのは愛媛の39・90人。「警報」の基準となる30人を上回った。次いで多いのは千葉29・39人、埼玉28・41人で警報目前となっている。「注意報」レベルの1機関当たり10人を超えたのは31都府県。

 少なかったのは福井2・15人、富山3・42人、岩手3・62人など。休校や学級閉鎖などになったのは全国で計3751施設だった。

 新型コロナウイルスの流行が始まった2020年以降はインフルエンザの流行規模が小さく、免疫が低下するなどして、全ての年代が感染しやすくなっているとみられる。厚労省はマスク着用や手洗いなど、基本的な感染対策が有効だと呼びかけている。

(2023年10月27日 15時45分 更新)

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