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プロの和楽器演奏 体に響く 吉備中央、希望学園の子ども堪能

和楽器をエネルギッシュに奏でる3人
和楽器をエネルギッシュに奏でる3人
 国内外で活躍する3人組の和楽器グループ「AUN(アウン)&HIDE(ヒデ)」の演奏会が25日、岡山県吉備中央町吉川の吉川公民館で開かれ、近くのおかやま希望学園(同町高谷)の子どもたちがエネルギッシュなステージに酔いしれた。

 一般財団法人民主音楽協会(東京)が「一流の音楽を届けよう」と全国で開いている無料の学校コンサートの一環。同学園が運営する吉備高原のびのび小と吉備高原希望中の児童生徒や教員ら計約40人が参加した。

 双子の兄・井上良平さん(53)と弟・公平さん(53)が和太鼓や三味線、しの笛、HIDEさん(54)がチャッパと呼ばれる小さなシンバルのような打楽器を担当。「ソーラン節」や人気アニメの主題歌「紅蓮華(ぐれんげ)」など7曲を躍動的に奏で、会場も手拍子やかけ声で盛り上がった。児童らは和太鼓演奏も体験した。

 同中2年生(13)は「音色が体に響いたのは初めての感覚だった。太鼓を長時間たたけるプロはすごい」と話した。

(2023年10月25日 20時55分 更新)

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