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岡山の酒造り特別展 20日開幕 県立博物館、歴史と文化紹介

岡山県立博物館
岡山県立博物館
 岡山市北区後楽園の岡山県立博物館で20日、特別展「醸す―自然と技術が育んだ岡山のお酒―」が開幕する。伝統的な酒造道具、備中杜氏(とうじ)に関する資料など約280件で、郷土の酒造りの歴史と文化を紹介する。

 気候や水に恵まれた岡山は、万葉集の和歌にもたたえられた古くからの酒どころ。「酒」の文字が書かれた奈良期の須恵器をはじめ、大正~昭和初期の仕込みに使われた巨大な木桶、同時期に存在した備中杜氏の養成学校の資料などを展覧する。備前焼の人間国宝・金重陶陽が手がけた酒器や、県内酒蔵の約30銘柄のこもだるなども並ぶ。

 21日午後1時半から、井原市出身の民俗学者神崎宣武さんが「酒の日本文化」と題し講演(先着100人、要申し込み)する。

 12月3日まで。午前9時半~午後5時(初日は午前10時開館)。月曜休館。一般450円、65歳以上220円、高校生以下無料。県教委、県立博物館主催、RSK山陽放送、山陽新聞社共催。

(2023年10月18日 19時39分 更新)

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