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インド、有人月面探査40年めど 宇宙開発計画、目標示す

 8月、インド宇宙研究機構(ISRO)の無人月探査機「チャンドラヤーン3号」が月の南極付近に軟着陸し、拍手するモディ首相(ISROのライブ配信ユーチューブから)
 8月、インド宇宙研究機構(ISRO)の無人月探査機「チャンドラヤーン3号」が月の南極付近に軟着陸し、拍手するモディ首相(ISROのライブ配信ユーチューブから)
 【ニューデリー共同】インド政府は17日、宇宙開発計画の目標を発表し、2040年までのインド人による有人月面探査の実現や、35年までに独自の宇宙ステーションを建設する方針を明らかにした。火星や金星の探査計画にも改めて意欲を示した。

 インドは8月に無人月探査機「チャンドラヤーン(月の乗り物)3号」を世界で初めて月の南極付近に着陸させた。探査車両を9月頭まで稼働させ、硫黄の存在を確認するなどの成果を得た。モディ首相は宇宙開発能力に自信を示し、さらなる高みを目指す方針を表明した。

 ライバル視する中国は既に宇宙ステーションを完成させている。インドも中国の後を追い、目標達成を急ぐ。

(2023年10月18日 09時14分 更新)

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