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「八冠」快挙達成に地元喜び爆発 愛知・瀬戸市

 将棋の藤井聡太八冠誕生を地元、愛知県瀬戸市の商店街でくす玉を割り祝福する市民ら=11日夜
 将棋の藤井聡太八冠誕生を地元、愛知県瀬戸市の商店街でくす玉を割り祝福する市民ら=11日夜
 「前人未到の伝説をつくった」「興奮した」。将棋の王座戦第4局で勝利し、史上初の八大タイトル独占を果たした藤井聡太八冠(21)の地元・愛知県瀬戸市では11日、住民や将棋ファンが喜びを爆発させた。名古屋駅前では号外が配られた。

 瀬戸市の文化センターに設けられたパブリックビューイング会場には約80人が駆け付け、大型スクリーンに映し出された中継を食い入るように見つめた。午後9時ごろ、永瀬拓矢王座(31)が投了を告げると、会場から「おめでとう」と歓声が上がった。

 名古屋市から駆け付けた浅野晴久さん(56)は「しびれました。八冠という前人未到の伝説をつくったので、これからは神話を」と興奮を抑えきれない様子で語った。

 市中心部の商店街では、店舗のシャッターに描かれた大きな将棋盤に磁石の駒を並べ、戦況を見守った。藤井さんの勝利が決まると、くす玉を割り、万歳三唱して偉業達成を祝った。

 中日新聞社は号外を発行し、名古屋駅前で配布。待ち構えていた人たちが手を伸ばして争奪戦を繰り広げていた。

(2023年10月11日 22時53分 更新)

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