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王子製紙苫小牧工場で火災 新聞紙工程、けが人なし

 北海道苫小牧市王子町の王子製紙苫小牧工場で8日午前5時10分ごろに出火し、新聞用紙を製造する抄紙機と呼ばれる機械1台が焼けた。約11時間半後に鎮火し、けが人はいなかった。王子ホールディングスによると、5台ある抄紙機のうち1台が焼けたが、残る機械は稼働でき、在庫もあることから新聞用紙の供給に影響はない見込み。

 できあがった紙から水分を飛ばす工程で出火した。8日は工場の操業を停止したが、9日から再開するとしている。

 市消防本部によると、工場関係者が火災発生を119番。当時、従業員数十人が作業をしていた。火元が特定できず、消火に時間がかかり、8日午後4時36分に鎮火した。

(2023年10月09日 16時43分 更新)

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