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車いすと市民ランナー 高原駆ける 吉備中央でふれあいロードレース

一斉にスタートする車いすの選手たち=岡山県吉備中央町
一斉にスタートする車いすの選手たち=岡山県吉備中央町
 第35回岡山吉備高原車いすふれあいロードレース(大会組織委主催、山陽新聞社共催、岡山陸上競技協会主管)は8日、岡山県吉備中央町の吉備高原都市で行われ、秋の気配が漂う高原を県内外の1236人が駆け抜けた。

 ハーフマラソン、10キロ、3キロの3種目に車いす39人、一般1197人が出場。アップダウンの激しい日本陸上競技連盟公認コースを舞台に、車いすの部ではパラリンピックのメダリストら国内トップ級や次代の有望株が熱戦を繰り広げた。市民ランナーたちも自己記録の更新などを目指し、力を振り絞った。

 沿道では地元住民らが声援や拍手で後押しし、手を振って応える選手の姿も見られた。4年ぶりに通常開催され、約840人のボランティアが運営を支えた。

 大会は1988年に始まり、車いすと一般の選手が同じコースを走るレースでは国内の草分け的存在として知られる。

(2023年10月08日 17時16分 更新)

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