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災害備蓄をデジタル管理 宮城・多賀城市、ミスや混乱防ぐ

 宮城県多賀城市が導入した災害備蓄の管理システムで、物資の段ボール箱に貼られたQRコードを読み取る職員=3日
 宮城県多賀城市が導入した災害備蓄の管理システムで、物資の段ボール箱に貼られたQRコードを読み取る職員=3日
 宮城県多賀城市は、災害に備えて備蓄する食料などの管理をデジタルトランスフォーメーション(DX)化した。職員は数量や賞味期限を手入力する必要がなくなり、在庫把握のミスを防げる。災害時は配布先の確認や補充もシステム上でできるため、混乱を回避する効果が期待される。

 市によると、平常時と災害時の両方に対応したシステムを導入するのは全国で初めて。

 物資の段ボール箱に貼られたQRコードを読み取るだけで、必要な情報を在庫リストに反映。賞味期限が来たり、イベントで使って設定した数量を下回ったりした場合は通知される。

 巨大地震発生時の想定では、多賀城市は面積の約57%が津波浸水域となる。

(2023年10月07日 15時50分 更新)

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