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難民の子に服を届けよう 和気閑谷高生、古着提供呼びかけ

寄せられた古着を確認する和気閑谷高生
寄せられた古着を確認する和気閑谷高生
 和気閑谷高(岡山県和気町尺所)の2年生が中心となって、子ども用の古着を集めて、世界の難民キャンプなどで暮らす子どもたちに届ける慈善活動に取り組んでいる。今月末まで受け付けている。

 衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(山口市)が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力して進めるプロジェクトに賛同。2年生が7月に同社スタッフの出張授業を受けた後、ポスターを作って校内に張り出したり、町広報誌に記事を掲載したりして保護者や地域住民に古着の提供を呼びかけてきた。

 対象は乳児~160センチサイズの洗濯済みの古着。下着や靴下、帽子は受け付けない。9月30日に開いた文化祭・楷楓祭でも回収コーナーを設置した。保護者や教諭計5人が持ち寄り、中には周囲から募って持参した保護者もいたという。

 生徒は「古着を通して世界と関わり、貢献できることはうれしい。困っている子どもたちの笑顔のため、たくさん集めて届けたい」と話す。

 問い合わせは和気閑谷高(0869―93―1188)。

(2023年10月09日 08時21分 更新)

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