山陽新聞デジタル|さんデジ

ジャニーズ、社名から消滅 325人が性加害補償求める

 ジャニーズ事務所の記者会見で新社名「SMILE―UP.」を発表する東山紀之社長(右から2人目)ら=2日午後、東京都内のホテル
 ジャニーズ事務所の記者会見で新社名「SMILE―UP.」を発表する東山紀之社長(右から2人目)ら=2日午後、東京都内のホテル
 記者会見するジャニーズ事務所の東山紀之社長(右)と井ノ原快彦氏=2日午後、東京都内のホテル
 記者会見するジャニーズ事務所の東山紀之社長(右)と井ノ原快彦氏=2日午後、東京都内のホテル
 ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による所属タレントらへの性加害問題で、同事務所の東山紀之社長らが2日、東京都内で記者会見を開き、社名から「ジャニーズ」を消し、17日付で「SMILE―UP.(スマイルアップ)」に変更すると発表した。

 被害者救済委員会に325人が補償を求めていることも明らかに。元トップの性暴力で社会を揺るがした大手芸能事務所は今後、大規模な補償交渉に向き合うことになる。

 ジャニーズ事務所は、名称変更後も被害者への補償を担当し、対応を終えた後に廃業する。タレントのマネジメントや育成を担う新会社を設立。社名はファンクラブを通じて公募する。

 9月の会見では、喜多川氏の名前を冠した社名を使い続けるとしたが、所属タレントを広告に起用していた企業や、テレビ局から批判が高まり、方針を転換せざるを得なくなった。「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」、「ジャニーズJr.」などジャニーズと付く名称は全て変更する。

(2023年10月02日 19時30分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ