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元隠岐海、最後に古典相撲を披露 断髪式、「これが始まり」と決意

 断髪式で師匠の八角理事長(右)から大銀杏に最後のはさみを入れられた元関脇隠岐の海の君ケ浜親方=30日、東京・両国国技館
 断髪式で師匠の八角理事長(右)から大銀杏に最後のはさみを入れられた元関脇隠岐の海の君ケ浜親方=30日、東京・両国国技館
 1月の大相撲初場所限りで現役引退した元関脇隠岐の海の君ケ浜親方(38)=本名福岡歩、島根県出身、八角部屋=の引退相撲が30日、東京・両国国技館で開かれ、断髪式では横綱照ノ富士ら約300人がはさみを入れた。師匠の八角理事長(元横綱北勝海)から大銀杏に最後のはさみを入れられ「これが始まり。どんどん恩返しをしていく」と親方としての決意を語った。

 幼少期から親しんだ「隠岐古典相撲」の形式で最後の取組を行った。大量の塩で力士を激励するなど、独特の慣習に館内も大盛り上がり。「(故郷の)隠岐の島出身のお相撲さんが増えてくれたらいい」と願いを込めた。

(2023年09月30日 18時51分 更新)

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