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アジア大会、南北対決で握手せず バスケ女子、前回は合同チーム

 杭州アジア大会バスケットボール女子1次リーグで北朝鮮(手前)に勝利し喜ぶ韓国選手ら=29日、中国・杭州(共同)
 杭州アジア大会バスケットボール女子1次リーグで北朝鮮(手前)に勝利し喜ぶ韓国選手ら=29日、中国・杭州(共同)
 杭州アジア大会バスケットボール女子1次リーグで北朝鮮選手(中央右)と競り合う韓国のパク・チス(右端)=29日、中国・杭州(共同)
 杭州アジア大会バスケットボール女子1次リーグで北朝鮮選手(中央右)と競り合う韓国のパク・チス(右端)=29日、中国・杭州(共同)
 【杭州共同】杭州アジア大会で29日、バスケットボール女子1次リーグのC組で韓国と北朝鮮が対戦し、韓国が81―62で勝利した。南北は2018年の前回ジャカルタ・アジア大会で合同チームを組み、5年ぶりに顔を合わせたが、今回は選手同士が握手も交わさず、政治状況の変化を見せつけた。

 会場には北朝鮮国旗をあしらった白いTシャツ姿の男女約50人の応援団が現れ「イギョラ(勝て)」と声を合わせた。韓国側も約20人が「テーハンミングク(大韓民国)」と声援を送った。

 前回合同チームに参加した韓国のパク・チスは試合後「久しぶりに会えてうれしかったが、あいさつもできなかった。対戦なので試合に集中した」と複雑な心境を話した。試合では激しいコンタクトプレーも起きたが、感想を尋ねる韓国メディアに「ぶつかり合いは韓国(の試合)でもある」とかわした。

 北朝鮮のチョン・ソンシム監督は「負けることもある。少しミスが多かった。(相手が韓国だからと)緊張したことはない」と話した。

(2023年09月29日 23時09分 更新)

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