山陽新聞デジタル|さんデジ

大相撲、体格基準を事実上撤廃 新弟子検査、力士数減少で

 両国国技館の土俵
 両国国技館の土俵
 日本相撲協会は28日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き、力士志望者に実施する新弟子検査の体格基準を同日付で事実上撤廃することを決めた。近年の力士数減少に歯止めをかけるのが狙い。身長と体重の検査基準が明文化された1932年以降、基準がなくなるのは初めて。

 現行の基準は身長167センチ以上、体重67キロ以上(春場所受検の中学卒業見込み者は165センチ以上、65キロ以上)。これに満たない志望者は基準の対象から外れた上で、運動能力テストで合否を判定される。実施は東京開催場所の新弟子検査に限られる見込み。協会関係者は「入門の門戸を広げたい」と意図を説明した。

(2023年09月28日 20時05分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ