山陽新聞デジタル|さんデジ

ライオン襲う?飼育員死亡 福島の東北サファリパーク

 福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」=28日午後
 福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」=28日午後
 28日午後3時25分ごろ、福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」から「男性飼育員がライオンのおりの中で倒れている」と119番があった。県警によると、男性は同市の加藤健一さん(53)で、首から血を流して意識不明の状態で搬送されたが、死亡が確認された。かまれたような傷があり、県警はライオンに襲われたとみて詳しい状況を調べている。

 東北サファリパークの熊久保勅近副社長によると、加藤さんは当時、他の従業員と共にライオンをバックヤードのおりに収容するため、餌を置いて誘導していた。ライオンがおりに入ったのに、何らかの理由で従業員の通路につながる扉が開いていた。加藤さんは気付いて閉めようとしたが、間に合わず引きずり込まれたらしい。監視カメラにはライオンが加藤さんを襲う様子が写っていたという。

 加藤さんは入社27年目のベテランで猛獣の飼育を担当。

 東北サファリパークはホームページに「安全管理対策が改善されるまでしばらくの間、臨時休園します」と掲載した。

(2023年09月28日 22時05分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ