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規定変更で戦力向上、強敵サモア 7月に日本撃破、慢心なし

 チリ戦を前に、伝統の踊り「シバタウ」を披露するサモアの選手たち=16日、ボルドー(ゲッティ=共同)
 チリ戦を前に、伝統の踊り「シバタウ」を披露するサモアの選手たち=16日、ボルドー(ゲッティ=共同)
 7月、日本とのテストマッチでプレーするサモアのリアリーファノ=札幌ドーム
 7月、日本とのテストマッチでプレーするサモアのリアリーファノ=札幌ドーム
 サモアは国際統括団体ワールドラグビーによる規定変更で強豪の代表チーム経験者が加わり、戦力アップした。28日(日本時間29日)に1次リーグD組で対戦する日本にとっては侮れない強敵だ。

 規定変更の適用は昨年から。マプスア監督は「テストマッチのレベルで必要なことや、重圧への対処法をよく理解している。グラウンドの内外でリーダーシップを発揮してくれている」とベテランの存在を歓迎する。

 SOで先発するリアリーファノもその一人で、前回大会はオーストラリア代表として8強入りした。両親がサモア出身。第2戦のアルゼンチン戦ではキックの精度を欠いたものの、マプスア監督は「ワールドクラスの選手だ」と変わらぬ信頼を口にする。

 7月には日本を破ったが、ロックのブイ主将は「遠い昔の話だ。日本がどれほどいいチームかは分かっている」と話し、慢心はない。194センチ、114キロの大型WTBのB・ラムはアルゼンチン戦を反省し「基礎をしっかりできるように取り組んできた」と明かす。課題を修正できれば、肉体の強さは脅威となる。

(2023年09月27日 16時49分 更新)

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