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頼れる男、ライリーが先発復帰 万能選手の背番号「13」

 17日のイングランド戦の後半、突進するライリー=ニース(共同)
 17日のイングランド戦の後半、突進するライリー=ニース(共同)
 頼もしい男が戻ってきた。ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組の日本は、サモアとの第3戦でCTBライリー(埼玉)が初戦以来の先発復帰。「強気に自分のプレーをしていきたい」と意気込む26歳の万能選手が、慣れ親しんだ背番号「13」のジャージーに再び袖を通す。

 大舞台の重圧は想像以上だったのか。第1戦のチリ戦で夢のW杯デビュー。「信じられない」と感慨を口にしたものの、快勝の中で存在感を欠いた。第2戦の強豪イングランド戦は、所属先の後輩でもある長田に先発の座を譲った。

 ただ、その一戦で見違えるような働きを披露した。後半途中からWTBで出場し、鋭いタックル。球を持てば敵陣深くまで迫り「強みを見せられた部分があった」と一定の手応えを得た。

 187センチ、102キロの体格で、チームトップのスピードを誇る。パスやキックの技術も高く、能力は誰もが認めるところだ。第2戦の後、さらなる高みを見据え「一番良かったところまでしっかり(調子を)戻したい」と語った。その言葉を証明するチャンスが早速やって来た。

(2023年09月27日 16時38分 更新)

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