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北朝鮮国旗の掲揚禁止を要望 杭州アジア大会でWADA

 杭州アジア大会の卓球会場に掲げられた北朝鮮の国旗(左端)=24日、中国・杭州(共同)
 杭州アジア大会の卓球会場に掲げられた北朝鮮の国旗(左端)=24日、中国・杭州(共同)
 【杭州共同】中国で開催中の杭州アジア大会で世界反ドーピング機関(WADA)が禁じている北朝鮮国旗の掲揚が行われている問題を巡り、WADAが大会を主催するアジア・オリンピック評議会(OCA)に対して措置の順守を求める文書を開会式後に送っていたことが25日、共同通信の取材で分かった。

 WADAは2021年10月に北朝鮮のドーピング検査所の態勢が国際基準を満たしていないとして、是正されるまで五輪とパラリンピックを除く大会で国旗掲揚を認めないと発表。しかし、23日の開会式で国旗を掲げて入場行進し、競技会場にも国旗が飾られている。

 WADAは「北朝鮮は(世界基準の規定である)WADAコードに今なお準拠していない」とOCAの対応を問題視し、処分の手続きに入る可能性を示唆した。

 OCAのシン会長代行は24日の記者会見で「(WADAから通達があり次第)議論していく」と話していた。

(2023年09月25日 20時12分 更新)

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