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アマモの種選別 裳掛小児童が体験 瀬戸内、魚介類のすみか学ぶ

アマモを水で洗う作業に取り組む児童
アマモを水で洗う作業に取り組む児童
 裳掛小(瀬戸内市邑久町虫明)の5、6年生10人が19日、地元の邑久町漁協で海草アマモの種を選別する作業を体験した。魚介類のすみかとして役立っていることや、再生の大切さについて学んだ。

 児童は、組合員らからアマモが魚の“隠れ家”や産卵場になり、二酸化炭素(CO2)の吸収源として注目されている話を聞いた後、選別に挑戦。漁協が6月に近くの海で回収したアマモを水で洗い、泥やごみを取り除いて長さ2~3ミリの種約2・3キロを採取した。

 種は組合員らが近くの海にまき、来春に発芽する予定。6年の男児(12)は「何度も水でこす作業は大変だったけど楽しかった。大きく成長して海をきれいにしてほしい」と話した。

 地元産のカキ殻を活用して育てた「里海米」とカキを使ったおにぎりも試食し、カキ養殖への知識も深めた。

(2023年09月20日 17時44分 更新)

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