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日本水産品、香港の通関大幅遅れ 検査強化で損失、果物の箱開封も

 【香港共同】香港当局が東京電力福島第1原発処理水の海洋放出開始を受け日本からの水産物に対する放射性物質検査を強化したことで、水産物の通関に1日かかり輸入業者に損失が生じる事例があったと、16日付の香港紙、東方日報が業者の話として報じた。

 香港当局は海洋放出開始後に日本産水産物の検査を強めたが、同紙によると、最近になって水産物以外の検査も強化され、日本産の果物についても一箱ずつ開封して検査した例があった。人手が足りていないという。

 当局者は通関の大幅な遅れについて、通常より輸入の量が多く、一部に書類の不備があったためだと同紙に語った。

(2023年09月16日 16時55分 更新)

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