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メキシコ麻薬王の息子、米国移送 1月に武装ヘリ投入で急襲、拘束

 オビディオ・グスマン被告=2019年10月、メキシコ北西部クリアカン(CEPROPIE提供・AP=共同)
 オビディオ・グスマン被告=2019年10月、メキシコ北西部クリアカン(CEPROPIE提供・AP=共同)
 【ロサンゼルス共同】米司法省は15日、メキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」を率いた「麻薬王」ホアキン・グスマン受刑者の息子で、同組織幹部とされるオビディオ・グスマン被告がメキシコから米国に移送されたと発表した。

 オビディオ被告は2018年、コカインなどの密輸に関わった罪で米国で起訴されている。メキシコメディアによると、被告がメキシコ治安当局に拘束された今年1月以降、米国が引き渡しを求めていた。

 拘束時の急襲作戦では、マシンガンで応戦する麻薬組織側に対し当局が武装ヘリコプターを投入するなど激しい銃撃戦になり、約30人が死亡した。

(2023年09月16日 13時28分 更新)

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