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交通事故の捜査書類を偽造、奈良 「有能と思われたかった」

 奈良県警は14日、交通事故の捜査書類を偽造したり隠したりしたとして、虚偽有印公文書作成・同行使や公文書毀棄などの疑いで、警察署勤務の30代の男性巡査長を書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。県警によると「仕事ができる人物と見られたかった」と供述したという。

 書類送検容疑は2020年9月~23年6月、捜査を担当した7件の交通事故で関係者から事情を聴いたと装う書類を15通作成し、署長の決裁を受けるなどした。偽造の事実を隠す目的でこのうち複数の書類を署内の自身のロッカーに隠し、1件については送検したと装う書類を偽造した疑い。

(2023年09月14日 19時48分 更新)

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