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6カ所で微量トリチウム、福島沖 東電検出「安全に問題ない」

 東京電力は7日、福島第1原発の3キロ圏で8月30日に採取した海水の放射性物質トリチウム濃度を、通常より精度を高めて分析した結果、6カ所で1リットル当たり1~1・5ベクレルを検出したと発表した。東電は「24日に始めた処理水海洋放出の影響とみられるが、安全には全く問題ない」としている。

 東電によると過去5年間の第1原発沖での濃度は0・4~2・8ベクレル。世界保健機関(WHO)の飲料水基準は1万ベクレル。

 東電は毎日実施している周辺の海水分析に加え、時間がかかる高精度の分析も実施している。これまでに31日に採取した海水の通常精度の分析で10ベクレルが検出されている。

(2023年09月07日 19時46分 更新)

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