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機体上昇に拍手・歓声、笑顔 鹿児島・種子島の見学場

 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケット47号機の航跡=7日午前8時43分(共同通信社ヘリから)
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケット47号機の航跡=7日午前8時43分(共同通信社ヘリから)
 種子島宇宙センターから打ち上げられ、上昇するH2Aロケット47号機を見守る人たち=7日午前8時42分、鹿児島県南種子町の長谷公園
 種子島宇宙センターから打ち上げられ、上昇するH2Aロケット47号機を見守る人たち=7日午前8時42分、鹿児島県南種子町の長谷公園
 H2Aロケット47号機に載せた衛星を予定の軌道に分離し、喜ぶ三菱重工業とJAXAの関係者ら=7日午前9時30分、鹿児島県の種子島宇宙センター
 H2Aロケット47号機に載せた衛星を予定の軌道に分離し、喜ぶ三菱重工業とJAXAの関係者ら=7日午前9時30分、鹿児島県の種子島宇宙センター
 白煙を上げ機体が上昇を始めると、拍手と笑顔が広がった。鹿児島県の種子島宇宙センターで7日、H2Aロケットが打ち上げられた。新型のH3ロケットの発射が3月に失敗しただけに、近くの見学場では「おお」「行けー」と大きな歓声が上がった。

 宇宙センターから約6キロ離れた南種子町の長谷公園。日差しが照り付ける中、約800人が午前8時42分の打ち上げを見守った。群馬県大泉町から訪れた野村信夫さん(66)、藤江さん(66)夫婦は「老後の楽しみの一つだった。夢がかなった」とほほ笑んだ。

 南種子町の小学5年の長尾晴樹君(10)は「ドーンといった体に響く音がすごかった」と興奮。九州を1人で旅している東京都内の大学生、佐藤匠さん(20)は「打ち上がった直後の音が印象的で、臨場感があった」と話した。

 鹿児島県庁展望ロビーでは、パブリックビューイングが行われた。窓の外にはロケット雲が見え、鹿児島市の田宮良昭さん(58)は「日本の力を感じる」と感慨深げだった。

(2023年09月07日 11時43分 更新)

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