原子力規制委員会の山中伸介委員長は６日の定例記者会見で、敦賀原発２号機（福井県敦賀市）の再稼働を目指す日本原子力発電に対し「（審査が）最後のつもりで取り組んでもらいたい」と述べた。規制委は同日の会合で、中断していた審査の再開を決めた。
敦賀２号機の審査では、原電が作成した資料に誤記やデータの書き換えが相次いだ。山中氏はこれまで「基本的に最後の判断」として、さらに不備が見つかった場合は事実上の審査打ち切りもあり得ると言及。しかし６日の会見では「何か問題が生じた場合は、委員会で再度議論し、審査の進め方について判断をしたい」と述べるにとどめた。
敦賀２号機の審査では、原電が作成した資料に誤記やデータの書き換えが相次いだ。山中氏はこれまで「基本的に最後の判断」として、さらに不備が見つかった場合は事実上の審査打ち切りもあり得ると言及。しかし６日の会見では「何か問題が生じた場合は、委員会で再度議論し、審査の進め方について判断をしたい」と述べるにとどめた。
（2023年09月06日 17時20分 更新）
