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EUの難民申請28%増 今年上半期、前年比で

 シリア北西部イドリブの難民キャンプの子どもたち=7月(ゲッティ=共同)
 シリア北西部イドリブの難民キャンプの子どもたち=7月(ゲッティ=共同)
 【パリ共同】EUは5日、加盟27カ国とスイス、ノルウェーで1~6月の難民申請者が前年同期比で28%増の計約51万9千人に上ったと明らかにした。このまま推移すれば今年の申請者が100万人を超える計算で、シリア情勢の悪化で多数の移民・難民が押し寄せた2015~16年以降最多になるという。

 EU庇護機関によると、国別で最多はシリアからの約6万7千人で、前年同期比で47%増だった。難民申請者はコロナ流行の影響で20~21年は減少したが、その後回復傾向となっている。

 欧州諸国は既にウクライナからの移民を多く受け入れ、ウクライナ以外の移民・難民への支援が行き届かない国もあるとみられる。

(2023年09月06日 08時41分 更新)

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