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特殊詐欺の被害実態や対策学ぶ 県警が学生防犯ボランティア研修

特殊詐欺の被害実態などをオンラインで学んだ研修会
特殊詐欺の被害実態などをオンラインで学んだ研修会
 岡山県警は4日、県内の大学・短大で活動する防犯ボランティア団体でつくる連絡会「おにたいじ」のメンバーを対象にしたオンライン研修会を開き、学生や教職員約20人が特殊詐欺の被害実態や対策を学んだ。

 県警の担当者が、この20年間で特殊詐欺による被害総額は県内だけで100億円を超え、手口も多様化したと報告。今年の被害者は約7割が65歳以上で、犯人からの最初の接触は固定電話が多いとし「防犯機能が付いた電話や留守番電話機能を活用するよう身近な高齢者に呼びかけてほしい」と話した。

 県警本部で参加した環太平洋大3年生女子(20)は「少しでも被害が減るような活動をしていきたい」と話した。

 連絡会は各団体の情報共有を狙いに2019年に結成された。現在は12大学・短大が参加し、団体ごとに登下校の見守りや防犯広報活動に取り組んでいる。

(2023年09月04日 18時55分 更新)

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