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「いじめで転校」佐世保市を提訴 長崎、学校の対応不適切と主張

 長崎地方裁判所=長崎市
 長崎地方裁判所=長崎市
 長崎県佐世保市立小に転入した男児が同級生のいじめで転校を余儀なくされたのは学校側の不適切な対応が原因として、男児と父親が市に約300万円の損害賠償を求め長崎地裁に提訴していたことが分かった。第1回口頭弁論が4日開かれ、市側は答弁書で同級生の一部の行為を認めた上で「必要な場合には協議し、適切に対応した」として請求棄却を求めた。

 男児への行為に関し、市教育委員会は2022年8月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定している。

 訴状によると、男児は市立小4年の特別支援学級に転入した21年4月以降、クラスメートに「死ね」「殺すぞ」と暴言を受けるなどした。

(2023年09月04日 17時29分 更新)

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