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豪雨災害伝承館が開館、広島 土砂災害の教訓伝える

 開館した「広島市豪雨災害伝承館」の展示スペースを見学する松井一実広島市長(右手前)ら=1日午前、広島市安佐南区
 開館した「広島市豪雨災害伝承館」の展示スペースを見学する松井一実広島市長(右手前)ら=1日午前、広島市安佐南区
 広島市で計77人が亡くなった2014年8月の土砂災害の教訓を伝える「広島市豪雨災害伝承館」が1日、甚大な被害を出した同市安佐南区八木3丁目に開館した。CGで再現した土石流や被災者の体験談の動画を活用し、防災に役立てる。

 伝承館は鉄筋2階建て、延べ床面積約500平方メートルで、住民の要望により建設された。八木3丁目を含む市立梅林小校区では災害関連死を含む計68人が犠牲になった。

 パネル展示で土砂災害のメカニズムや備えのポイントを解説し、18年の西日本豪雨についても取り上げる。被災者や外部講師が防災講座を受け持ち、段ボールベッドの組み立てやAEDの使い方などを指導する。

(2023年09月01日 11時32分 更新)

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