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県立高一般入試 平均64.2点 14年度以降最高、特別も改善

 岡山県教委は29日、今春行った県立高校入試の学力検査の結果を公表した。5教科の一般入試の平均点は64・2点(前年度57・5点)と現行の入試制度となった2014年度以降で最高となった。3教科の特別入試も59・9点(同48・4点)と大きく改善。近年の平均点が想定より低かったことを踏まえ、出題構成を変更したことなどが要因とみられる。

 作問の想定は例年通り60点だが、設問を増やしたり、出題順を変えたりして基礎問題を解きやすくしたという。県総合教育センターは「全体的に基本的な知識の理解と定着を見る問題の正答率が高かった」としている。

 一般入試の結果を教科別に見ると、国語(68・4点)社会(62・9点)数学(63・6点)英語(66・3点)の4教科で過去最高。理科は59・6点と唯一前年度(62・0点)を下回った。

 特別入試は、国語(66・5点)数学(58・8点)英語(54・5点)の全教科で前年度より9・6~14・4点高かった。

 県教委は、結果や分析内容をまとめた冊子を県内の全中学校と公立高校に配布。県立図書館(岡山市北区丸の内)などでも閲覧できるようにした。

 特別入試は2月に全日制41校であり、6537人が受験。一般入試は3月に全日制50校で行われ、6623人が受けた。

(2023年08月29日 16時18分 更新)

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