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岡山の名所や特産 台北でPR 空路再開受け 知事ら観光セミナー

台湾の旅行会社向けに開いた観光セミナーで、岡山県の魅力をPRする伊原木知事(左)=台北市内
台湾の旅行会社向けに開いた観光セミナーで、岡山県の魅力をPRする伊原木知事(左)=台北市内
 岡山県は25日、台北市内で現地の旅行会社に向けた観光セミナーを開き、岡山の名所や特産品をPRした。岡山桃太郎空港(岡山市)を発着する台北線の運航再開を受けて県訪問団が台湾入りしており、運航会社のタイガーエア台湾本社も訪れた。

 観光セミナーには現地メディアを含めて約40人が参加した。伊原木隆太知事が「県南部は瀬戸内海の景色やマリンスポーツが楽しめ、県北部はウインタースポーツも盛ん。岡山の魅力を知り、台北線でぜひ足を運んでほしい」とアピール。スライドを使って岡山市の後楽園や倉敷市の美観地区、特産の工芸品「烏城彫」などを紹介した。

 今年2月に初めて岡山を訪れたという現地旅行会社の王敏さん(30)は「岡山市中心部は買い物が便利。冬に向けてスキーツアーを準備したい」と話した。県産の果物や台北線の航空券が当たる抽選会も盛り上がった。

 タイガーエア台湾では、伊原木知事らが張明〓(〓は王ヘンに偉のツクリ)総経理と会談。知事は今年3月に約3年ぶりに再開された台北線の搭乗率が90%前後の高水準で推移していることを踏まえ「この流れを維持し、良好なお付き合いを続けたい」と呼びかけた。張総経理は「地方路線の中でも岡山は特に好調で、さらなる増便や台中、高雄市との新空路開設の可能性もある」と応じた。

 訪問団は24~27日の日程で台湾に滞在し、26日は百貨店などで県産果物のPR活動を行う。

(2023年08月25日 21時21分 更新)

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