山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山県内コロナ 病床使用4割迫る 定点当たり感染者15.87人

 岡山県は25日、直近1週間(14~20日)の新型コロナウイルスの感染状況をまとめた。1定点医療機関当たりの感染者数の増加に伴い、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が前週(7~13日、38・6%)から1・1%増の39・7%となり、4割に迫っている。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は1機関当たり15・87人で、前週比2・13人増。連動する形で各種指標が悪化し、重症者用病床使用率は4・2%増の25・0%となった。

 県によると、感染者の年代別内訳では60歳以上が全体の約4分の1を占めており、入院患者の多くが重症化リスクの高い高齢者とみられる。

 県保健医療部は、人の移動が活発化した盆休みが明け、感染が拡大する傾向にあることを踏まえ「2学期がスタートすれば子どもの感染リスクも高まる。体調が悪い場合は学校や職場には行かずに自宅で休むようにしてほしい」としている。

(2023年08月25日 16時36分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ