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米海軍偵察機、中国艦上を旋回 南シナ海、比の補給任務に関与

 南シナ海のアユンギン礁付近を飛行する米海軍機=22日(AP=共同)
 南シナ海のアユンギン礁付近を飛行する米海軍機=22日(AP=共同)
 【マニラ、北京共同】AP通信は23日、南シナ海のアユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)で22日、米海軍偵察機が中国海警局などの艦船の上を3時間以上にわたって旋回飛行したと報じた。この中国艦船は、同礁にあるフィリピン軍拠点への補給任務に当たったフィリピン船団に対する妨害を試みていた。フィリピン側の艦船に乗って同行した記者が目撃したという。

 フィリピン軍が南シナ海で確保する拠点への補給に米軍が関与した形で、中国が反発を強める可能性がある。

 同礁ではフィリピンが1999年に古い軍艦をわざと座礁させて軍事拠点化。中国海警局の艦船は、この拠点に向かう補給船団を繰り返し妨害している。

(2023年08月23日 21時40分 更新)

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