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牛ふん燃料でロケット発射 エア・ウォーター、北海道

 エア・ウォーターが製造した液化バイオメタンの搭載を予定する、インターステラテクノロジズのロケット「ZERO」のイメージ(インターステラテクノロジズ提供)
 エア・ウォーターが製造した液化バイオメタンの搭載を予定する、インターステラテクノロジズのロケット「ZERO」のイメージ(インターステラテクノロジズ提供)
 産業ガス大手エア・ウォーターは、牛のふん尿から製造した液化バイオメタンをロケットの燃料として使う実証実験を今秋に始める。ふん尿を発酵させると発生するバイオガスからメタンを取り出し、北海道大樹町の宇宙ベンチャーが手がけるロケットに搭載する。ふん尿の臭いや処理にかかる負担に悩む酪農家は多く、斬新な活用法として注目を集めそうだ。

 宇宙ベンチャーは、実業家堀江貴文さんが創業した「インターステラテクノロジズ」。まずはエンジンの燃焼実験で実際に使えるかどうかを確認し、小型人工衛星を運ぶロケット「ZERO」の燃料として使用を目指す。

(2023年08月21日 16時38分 更新)

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