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ロシアの月探査機「異常事態」 着陸前軌道に移行中

 11日、ロシア極東アムール州で月探査機ルナ25号を載せて打ち上げられる宇宙船ソユーズ(タス=共同)
 11日、ロシア極東アムール州で月探査機ルナ25号を載せて打ち上げられる宇宙船ソユーズ(タス=共同)
 【モスクワ共同】ロシア国営宇宙企業ロスコスモスは19日、今月11日に打ち上げた無人月探査機「ルナ25号」が月面着陸前の軌道への移行中、異常事態が発生したと発表した。想定された操作を実行できなくなったとし、状況を分析中だという。計画に影響するかどうかには言及していない。

 ロスコスモスは、ルナ25号が21日に月の南極付近に軟着陸し、史上初めて月の南極近くに着陸する探査機となる予定だとしていた。

 インドも7月14日に南極を目指して無人月探査機「チャンドラヤーン3号」を打ち上げており、今月23日に軟着陸する予定とされる。

 ロシアの月探査機打ち上げは旧ソ連時代の1976年以来、約半世紀ぶり。

(2023年08月20日 05時03分 更新)

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