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古川さん、2回目の宇宙へ 将来の月探査を見据え実験

 宇宙服を身につけた古川聡さん=4月、米カリフォルニア州(スペースX提供)
 宇宙服を身につけた古川聡さん=4月、米カリフォルニア州(スペースX提供)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡飛行士(59)が25日午後(米国時間同日午前)にも、米フロリダ州からスペースXの宇宙船「クルードラゴン」に搭乗し、2回目の宇宙へ出発する。約半年の国際宇宙ステーション(ISS)滞在では、将来の月や火星探査を見据えた実験に取り組む。JAXAは、研究者の経歴を生かせると期待して今回の飛行に選抜したとしている。

 古川さんは東京大病院で勤務経験がある医師で、2011年にロシアのソユーズ宇宙船で初飛行した。

 ISSで、水を再利用する新技術の実証などに取り組む。医師経験を生かし、宇宙での長期滞在が人体に与える影響を調べる研究の被験者にもなる。

(2023年08月18日 17時35分 更新)

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