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県北で床下浸水6棟、道路陥没も 台風7号 岡山県内被害状況まとめ

路面の一部が陥没した市道=津山市加茂町倉見(同市提供)
路面の一部が陥没した市道=津山市加茂町倉見(同市提供)
 岡山県などは16日、台風7号による県内の被害状況をまとめた。床下浸水は、観測史上最大の降水量を記録した鏡野町の4棟をはじめ、新見、津山市各1棟の計6棟。備前焼伝統産業会館(備前市伊部)では強風の影響で外壁に張っていた備前焼の陶板(20センチ四方)が落下した。人的被害はなかった。

 県北部では道路の被害も相次いだ。津山市加茂町倉見の市道が長さ5メートル、幅2メートル、深さ2メートル陥没したほか、近くの路肩が高さ、幅とも約30メートルにわたり崩落。鏡野町上斎原の町道で橋の一部が流失したほか、高梁市有漢町の農道ののり面が幅約5メートルにわたり崩れるなどした。

 鏡野町上斎原の国道482号が土砂崩れのため通行止めになるなど、県の管理する国道や県道では午後5時現在、同町と真庭、津山市で全面通行止めが5カ所、片側通行止めが3カ所続いている。

 河川やため池関係は、津山市阿波の加茂川で護岸が一部崩壊したほか、久米南町下弓削のため池の堤が崩れた。

 岡山市中区浜では、県の通信ケーブル柱が倒れた。

(2023年08月16日 18時13分 更新)

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