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台風影響 岡山県内の駅や空港閑散 Uターン一転、運休・欠航相次ぐ

東海道・山陽新幹線岡山ー名古屋が終日運休となり、閑散とするJR岡山駅新幹線改札口=15日午前8時44分
東海道・山陽新幹線岡山ー名古屋が終日運休となり、閑散とするJR岡山駅新幹線改札口=15日午前8時44分
 お盆を襲った台風7号の影響で、東海道・山陽新幹線は15日、岡山―名古屋で終日、計画運休した。空の便も欠航が相次ぎ、Uターンのピークで例年は混雑する岡山県内の駅や空港は閑散とした。

 JR各社によると、東海道新幹線名古屋―新大阪、山陽新幹線新大阪―岡山で、始発から運転を取りやめた。東海道新幹線は東京―名古屋で大幅に本数を減らし、普通車は全車自由席で運転。山陽新幹線も岡山―博多で本数を減らした。

 岡山駅の改札口は客がまばら。電光掲示板には東京・新大阪方面の情報が表示されず、改札前には運休や減便を知らせる看板が置かれた。岡山市の実家から福岡市の自宅に帰る会社員(47)は「予定を早めて午前中の新幹線に変えた。無事に家までたどり着ければいいが…」と心配そうに話した。

 岡山桃太郎空港(岡山市)では国内の東京、札幌、沖縄線計全24便のうち17便が欠航。倉敷市に旅行で訪れていた札幌市の公務員(51)は「帰りの便が欠航したので今日は岡山で1泊する。明日のチケットを早く取らないと」と焦りを口にした。

 16日は東海道・山陽新幹線で始発から通常通り運転を行う予定。在来線は津山、姫新、因美線などが15日、岡山県内で断続的に運休し、16日中の通常運転再開を目指す。岡山桃太郎空港は16日、国内、国際線ともに全便を運航する。

(2023年08月15日 22時21分 更新)

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