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大手4社に公取委が資料提出要請 損保カルテル疑惑

 企業向け損害保険のカルテル疑惑で、独禁法違反(不当な取引制限)に当たる可能性があるとして大手損保4社を任意調査中の公正取引委員会は10日、各社の責任者を東京都内の庁舎に呼び、調査の趣旨を説明したほか、資料の提出などを求めた。関係者への取材で分かった。

 違反行為が確認されれば排除措置命令などの行政処分を検討する。調査対象となっている二つの保険契約以外にも石油元売りや鉄鋼会社向けなどで疑わしいケースが多数あり、公取委が今後対象を広げる可能性がある。

 4社は東京海上日動火災保険と損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。

(2023年08月10日 17時38分 更新)

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