山陽新聞デジタル|さんデジ

台風6号、鹿児島で線状降水帯 九州付近北上、影響長期化

 台風6号の暴風雨に見舞われた鹿児島市内=9日午前
 台風6号の暴風雨に見舞われた鹿児島市内=9日午前
 台風6号は9日、鹿児島県を暴風域に巻き込みながら北寄りに進んだ。10日にかけて九州の西の海上を北上する見通し。鹿児島県では局地的豪雨をもたらす線状降水帯が発生した。奄美では9日日中にかけ、九州南部・北部では10日午前中にかけ線状降水帯が発生する可能性がある。速度が遅く影響が長期化しており、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、暴風などへの厳重な警戒を呼びかけた。

 台風本体や周辺の発達した雨雲により、九州に加え、西日本から東日本の太平洋側も8月の平年1カ月分を大きく超える大雨となる恐れがある。

 九州を発着する空の便は欠航が相次いだ。九州新幹線は熊本―鹿児島中央間で運転を見合わせ。西九州新幹線も武雄温泉―長崎間で運休した。山陽新幹線は、台風通過後の設備確認で、10日の始発から午前8時ごろまで広島―小倉間で計画運休する。九州電力によると、9日午前10時時点で熊本、大分、宮崎、鹿児島の4県の約1万7630戸が停電している。

(2023年08月09日 11時57分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ