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ビッグモーターに緑化率是正要請 名古屋、芝生で申請の場所が舗装

 ビッグモーターの看板
 ビッグモーターの看板
 名古屋市が、中古車販売大手ビッグモーターの名古屋茶屋店(同市港区)に、市が定めた店舗の緑化率を満たしていないとして是正を求めていることが7日分かった。市によると、同社は改善する方向で検討している。

 同店舗は、10%以上の緑化が義務付けられているが、実際は2~3%程度になっていた。芝生として申請していた場所が舗装され、展示スペースになっていた。

 市は都市緑地法に基づき、2008年に緑化地域制度を施行。一定規模以上の敷地に建物を新築や増築する場合、定められた緑化率を満たすため、植栽や花壇などを設置するよう義務付けている。

 ビッグモーターを巡っては、市が店舗周辺で街路樹が不自然に枯れている問題を受け、複数店舗で土壌調査を実施。8月中旬に結果が出る見通しで、除草剤の使用が確認されれば愛知県警に被害届を提出するほか、使用者を特定し次第、損害賠償を求める方針。

 河村たかし市長は7日の記者会見で、一連の問題について「とんでもないことだ」と指摘し、厳しく対応する姿勢を強調した。

(2023年08月07日 14時19分 更新)

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