山陽新聞デジタル|さんデジ

報告書黒塗り3年閲覧可能、熊本 県立高の女子生徒、いじめ調査

 熊本県立高3年の女子生徒=当時(17)=が2018年にいじめを受け、自殺したことについて県の第三者委員会が20年にまとめた調査報告書に関し、プライバシーに配慮した黒塗り部分が外せる状態でホームページ上で公開されていたことが7日分かった。遺族は約3年にわたって閲覧可能だったことに「危機管理に欠けている」と非難し、文書での報告を求めている。

 県教育委員会は4日、別の県立高の生徒だった男性(24)のいじめ被害を認めた報告書について、同じく黒塗りにした部分がホームページで約4時間見られる状況だったと発表した。これを受け、県が調べたところ今回の事例が判明した。

(2023年08月07日 12時34分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ