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台風6号、沖縄で線状降水帯 9日にも九州接近、上陸の恐れ

 台風6号の影響で土砂が流入した沖縄県名護市の道路=6日午後(同県北部土木事務所維持管理班提供)
 台風6号の影響で土砂が流入した沖縄県名護市の道路=6日午後(同県北部土木事務所維持管理班提供)
 台風6号の予想進路(6日18時現在)
 台風6号の予想進路(6日18時現在)
 台風6号は6日、沖縄本島や鹿児島県の奄美地方にかなり接近し、奄美市の南東をゆっくりと東へ進んだ。沖縄県では午前、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生。奄美や九州南部でも7日夜にかけて線状降水帯が発生する可能性がある。台風はその後、日本の南の海上で進路を変えて、やや発達して北上し、9日には九州にかなり近づき、上陸する恐れもある。

 気象庁は土砂災害や河川の氾濫、暴風などへの厳重な警戒を呼びかけた。西日本や東日本太平洋側では10日ごろにかけて大雨となり、台風の動きが遅いため総雨量が8月の平年1カ月分を大きく超える恐れがある。

 6日までの72時間降水量は沖縄県久米島で518・0ミリ、本部町で433・0ミリを記録。最大瞬間風速は名護市で34・3メートルを観測した。読谷村は、土砂災害警戒区域で崖崩れが発生したとして警戒レベルが最も高い避難情報「緊急安全確保」を発表した。

 7日の予想最大風速(最大瞬間風速)は九州南部と奄美、沖縄25メートル(35メートル)。

(2023年08月06日 23時24分 更新)

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