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元検事総長、土肥孝治氏が死去 薬害エイズ事件の捜査を指揮

 土肥孝治氏
 土肥孝治氏
 薬害エイズ事件などの捜査を指揮した元検事総長の土肥孝治(どひ・たかはる)氏が1日、心不全のため死去した。90歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 京大卒業後の1958年任官。奈良、神戸、大阪の各地検検事正、大阪、東京両高検検事長などを経て、96年に戦後21代目の検事総長に就任した。

 検事総長在任中は、住宅金融専門会社を巡る事件や薬害エイズ、総会屋への利益供与、旧大蔵省汚職事件の捜査を指揮した。オウム真理教事件の公判の迅速化にも力を注いだ。

(2023年08月04日 20時13分 更新)

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