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新見市が子連れや妊婦の優先窓口 岡山県内15市で初導入

新見市役所本庁舎に開設された優先窓口
新見市役所本庁舎に開設された優先窓口
 新見市は1日、市民の利用が多い市役所の窓口に、子ども連れや妊婦の手続きを優先して行う「こどもファスト・トラック」を導入した。政府が少子化対策の一環として普及を推進しており、市によると、岡山県内15市で取り組むのは初めて。

 同トラックは、混雑時でも子ども連れらが並ばなくて済むなど、子育てしやすい環境づくりが目的。市が導入したのは本庁舎の市民課、子育て支援課と隣接する南庁舎の健康医療課の計3課で、各課に複数ある窓口の一つを「優先窓口」とし、看板を設置した。

 長男(5)と本庁舎を訪れていた団体職員の男性(41)=同市=は「子どもが静かにしていられるか心配なので、手続きが短時間で終わるのは助かる」と歓迎した。

 市は今後、2庁舎以外の4支局にも優先窓口を開設するとともに、商業施設などにも取り組みを呼びかける考え。

(2023年08月01日 15時02分 更新)

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