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ロシア首都に再び無人機攻撃 中心部の高層ビル被害

 無人機攻撃で損傷したモスクワ中心部の高層ビル=1日(タス=共同)
 無人機攻撃で損傷したモスクワ中心部の高層ビル=1日(タス=共同)
 ミサイルが着弾した現場で活動する救急隊員ら=7月31日、ウクライナ南部クリブイリフ(AP=共同)
 ミサイルが着弾した現場で活動する救急隊員ら=7月31日、ウクライナ南部クリブイリフ(AP=共同)
 【キーウ共同】タス通信によると、ロシア・モスクワのソビャニン市長は1日、モスクワで無人機(ドローン)による攻撃があり、中心部の高層ビルに被害が出たと通信アプリで発表した。負傷者は確認されていない。ウクライナのゼレンスキー大統領は7月30日の声明で、ロシア国内への攻撃が今後増えると示唆。モスクワでは最近、無人機攻撃が頻発している。

 一方ゼレンスキー氏は7月31日夜、南部クリブイリフへのロシア軍によるミサイル攻撃の死者が子どもを含む6人に上ったと発表した。負傷者は約70人。クリブイリフはゼレンスキー氏の故郷。

 ゼレンスキー氏によると、集合住宅は4階から9階にかけて崩壊。弾道ミサイル「イスカンデル」が使われ、発射場所は、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島北部ジャンコイだった。ジャンコイからクリブイリフまでは直線距離で約200キロ。

 南部ヘルソンにも31日にロシア軍の砲撃があり、ゼレンスキー氏によると、1人が死亡、9人が負傷した。

(2023年08月01日 11時47分 更新)

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