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関電高浜1号機で「臨界」到達 国内最古、8月営業運転

 関西電力高浜原発1号機(右)。左は2号機=28日午後
 関西電力高浜原発1号機(右)。左は2号機=28日午後
 関西電力高浜原発1号機(福井県高浜町)は29日早朝、核分裂反応が安定して続く「臨界」に到達した。営業運転開始から48年が経過した国内で最も古い原発で、今後蒸気タービンの性能検査などを行い、8月2日に発送電を開始、同28日には営業運転入りする予定。

 関電は28日午後、1号機の原子炉を起動させた。岸田政権が昨年、原発の最大限活用を打ち出した後、初めての新たな再稼働になった。

 9月中旬には、運転開始から47年となる高浜2号機も再稼働予定。廃炉中を除いた関電の全原発7基が運転することになる。

(2023年07月29日 06時40分 更新)

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