山陽新聞デジタル|さんデジ

猛烈な暑さ 府中と新見で最高記録 真庭の姫新線 高温で一時見合わせ

 瀬戸内地方は28日、猛烈な暑さに見舞われ、府中市で38・7度(平年32・9度)、新見市千屋で34・9度(29・0度)と、いずれも観測史上最高を記録。岡山県内の16観測地点中11地点で今年最高を更新した。

 各地の最高気温は高梁市38・6度(33・3度)、真庭市久世37・9度(32・9度)、岡山市中心部37・2度(33・4度)、福山市35・3度(32・6度)―など。各消防によると、夕方までに岡山県内で32人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。倉敷市では、70代男性が外出先から帰宅後に倒れ、重症という。福山市では5人が搬送された。

 真庭市西原のJR姫新線美作落合駅では午後1時15分ごろ、レールの温度が規制値(57度)に達し、ゆがみが生じる恐れがあるとして津山―新見間で約3時間半、運転が見合わされた。

 岡山、広島県内では29日も熱中症警戒アラートが出ている。岡山地方気象台は「向こう一週間、多くの地点で最高気温が35度を超えるだろう」とし、外出をなるべく避け、屋内でもエアコンを使うなど十分な熱中症対策を呼びかけている。

(2023年07月28日 20時46分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ