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スパコンで線状降水帯を予測 「国土強靱化基本計画」を改定

 気象庁
 気象庁
 政府は28日、防災・減災対策の指針となる「国土強靱化基本計画」の改定を閣議決定した。改定は2回目。激甚化する災害に対応するため、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯をスーパーコンピューターで予測するなど、デジタル技術を防災に生かしていくとした。

 気象庁が今年3月に稼働したスパコンを活用。線状降水帯による水害が各地で発生していることを踏まえ、発生予測の的中率向上を目指す。立ち入り困難な現場での救助活動や情報収集には、ドローンやロボットを利用。住民の安否確認にマイナンバーカードを使う仕組みも導入する。

 2016年の熊本地震などで問題となった災害関連死の防止も新たに盛り込んだ。

(2023年07月28日 10時34分 更新)

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