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コロナ再検討委を初開催 WHO、エムポックスでも

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を5月5日に終了したことを受け、長期的な制御に向けた助言を各国に継続して行う「再検討委員会」の初会合を開催した。

 WHOによると、27日には5月11日に緊急事態宣言を終了した動物由来のウイルス感染症、エムポックス(サル痘)の再検討委も開催した。再検討委は国際保健規則で規定されているが、実際に適用して立ち上げられたのは今回が初めての例となった。

 両再検討委のメンバーは同じだが、新型コロナとエムポックスそれぞれ別々に開催された。再検討委は、来週にも勧告を公表する予定。

 WHOのテドロス事務局長は新型コロナの緊急事態宣言終了に際し、緊急対応の局面から、他の感染症と同じように長期的に制御していく段階に入ったと説明。「世界的な保健上の脅威ではなくなったことを意味するわけではない」とし、警戒の継続を訴えていた。

(2023年07月28日 00時50分 更新)

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